『Grain Brain』表紙 書影: Open Library

Grain Brain 「いつものパン」があなたを殺す

デイビッド・パールマター・Little, Brown Spark・2013年

海外の本(邦訳あり)

著者について

デイビッド・パールマター David Perlmutter

医師、神経内科医、米国栄養学会フェロー

マイアミ大学医学部で医学博士号を取得。炭水化物やグルテンが脳に与える影響や、腸内環境と脳の関係、尿酸値と代謝疾患の関連などについて広く研究や啓発を行っている。

著書がベストセラーとなり、糖質制限やグルテンフリーの重要性を説く代表的な医師として日本でも広く認知されている。

この本が伝えていること

著者は、オメガ3脂肪酸やビタミンB群、ビタミンD、プロバイオティクスなどの栄養素の補充が脳の健康維持をサポートすると説いている。 本書は、特定の栄養素のサプリメンテーション戦略を提示している。著者は、オメガ3脂肪酸(DHA)やビタミンD3、レスベラトロール、アルファリポ酸などの日々の補給を勧めており、ホモシステイン値が高い患者に対してはビタミンB群(B6・B12・葉酸)の摂取を推奨している。さらに、プロバイオティクスについても、十分な菌数と多様な菌株を含む製品の活用を提案している。著者は、これらの栄養素が脳の機能と健康に関連していると考えている。

実践のポイント

著者は、オメガ3について最低限1日200~300mg、またはDHAとしては1日400mgの摂取を推奨している。ビタミンB群については、ホモシステイン検査の結果が悪い場合にビタミンB6を1日50mg、葉酸を800mcg、ビタミンB12を500mcg摂取することを勧めており、約3ヶ月後に再検査することを提案している。その他、著者が推奨する成分としてはα-リポ酸1日600mg、レスベラトロール1日200mg(100mg×2回)、ビタミンD3を1日5,000IUとしている。より少量のレスベラトロール1日4.9mgでも有用性が認められると著者は述べている。

実践早見表

本書が挙げている成分のうち、用量や形態の指定があるものだけを並べています。 記載のない項目は空欄です。

成分 用量・使い方 著者の指定
αリポ酸 600 mg/日
MCTオイル 小さじ1杯/日 / そのまま、または料理に使う オーガニック
オメガ3 1,000 mg/日 魚油、または海藻由来のDHA
プロバイオティクス 1カプセル / 空腹時に、1日最大3回まで 10種以上の菌株・生菌100億以上。アシドフィルス菌とビフィズス菌を含む
レスベラトロール 100 mg × 1日2回
ターメリック / クルクミン 350 mg × 1日2回
ビタミンD 5,000 IU/日 ビタミンD3
ビタミンB6 50 mg/日(著者はホモシステイン値が高い人に提示)
葉酸 800 mcg/日(著者はホモシステイン値が高い人に提示)
ビタミンB12 500 mcg/日(著者はホモシステイン値が高い人に提示)

この書籍の読みどころ

  • アルツハイマー病は「3型糖尿病」なのか

    最も恐れられる神経疾患を、食事だけが引き金になる糖尿病の一種として捉え直す——という章がある。「食生活が肥満と糖尿病を招くのは誰でも知っているが、脳まで壊れるのか?」と著者は問いを立てる。

  • 飽和脂肪とコレステロールは、脳にとって本当に悪者なのか

    キャノーラ油・コーン油・大豆油といった「健康的」とされてきた油こそが、心血管疾患・肥満・認知症の増加の原因ではないか——という問いから本が始まる。

  • グルテンの話は「お腹」だけではない

    第2章のタイトルが「ねばつくタンパク質:脳の炎症におけるグルテンの役割(お腹だけの話ではない)」。グルテンへの言及は本文90ページに及ぶ。

  • 受けるべき検査の一覧がある

    ホモシステイン(Bビタミンで下げられる)、ビタミンD(「ビタミンではなく脳のホルモンだ」と著者は書く)、CRP、そしてグルテン過敏性の検査。4週間のプログラム前後で測り直す。

  • ビタミンDは「飲む量」ではなく「血中濃度」で決める

    まず5,000 IUから始め、2か月後に測る。50 ng/mL以下ならもう5,000 IU足してまた2か月後に測り直す。「大事なのは体内で維持されている濃度であって、用量ではない」と明記されている。

  • 断食から始まる実践編

    第7章のタイトルが「脳を最適化する食習慣:こんにちは、断食・脂質・必須サプリメント」。サプリはこの章の一部でしかない。

ここから下は、本の内容ではありません。 上に書いた著者の主張をもとに、当サイトがiHerb の在庫と価格から商品を並べたものです。 著者が特定の商品を選んだり、推薦したりしたわけではありません。 選び方と確認方法

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この本に出てくる成分と、いま買える商品

本書に登場する成分を掲載しています。著者がサプリメントとして勧めているか、食品からの摂取を勧めているかの区分は、原書で確認できたものから順に表示します(区分の表示がないものは未確認です)。商品は在庫のあるものに絞っています。商品価格データ最終取得:2026年9月11日。

並べ替え
αリポ酸 サプリとして推奨 600 mg/日
MCTオイル 食品から摂ることを推奨 小さじ1杯/日 / そのまま、または料理に使う / オーガニック

著者の本にMCTオイルが登場することは確認できていますが、どの形態を指しているかは確認できていません。以下はMCTオイルの商品で、著者が選んだものではありません。

オメガ3 サプリとして推奨 1,000 mg/日 / 魚油、または海藻由来のDHA

商品ごとに成分表の書き方が違い(EPA量・DHA量・魚油の総量)、EPA・DHAの含有量を取得できていないため、推奨量との価格比較はできません。EPA量は各商品ページでご確認ください。

プロバイオティクス サプリとして推奨 1カプセル / 空腹時に、1日最大3回まで / 10種以上の菌株・生菌100億以上。アシドフィルス菌とビフィズス菌を含む

プロバイオティクスの量は菌数(CFU)で表され、mgは充填量でしかありません。菌数を取得していないため、価格比較はできません。

レスベラトロール サプリとして推奨 100 mg × 1日2回
ターメリック / クルクミン サプリとして推奨 350 mg × 1日2回
ビタミンD サプリとして推奨 5,000 IU/日 / ビタミンD3
ビタミンB6 サプリとして推奨 50 mg/日(著者はホモシステイン値が高い人に提示)
葉酸 サプリとして推奨 800 mcg/日(著者はホモシステイン値が高い人に提示)
ビタミンB12 サプリとして推奨 500 mcg/日(著者はホモシステイン値が高い人に提示)

商品価格データ最終取得:2026年9月11日。購入時はiHerb商品ページでご確認ください。

本ページは製品選びの情報であり、効果を保証するものではありません。 体調に関わる判断は医師・薬剤師にご相談ください。 価格・在庫はiHerbの商品ページでご確認ください。

用量について:掲載している用量は、著者本人の記述をできる限りそのまま引用しています。 ただし原書側の誤記や、読み取りの誤りが含まれている可能性があります。 実際に摂取する量はご自身の判断と責任でお決めいただき、 かならず商品ラベルの表示と、医師・薬剤師の指示を優先してください。

商品の選び方について:商品の選定は、著者が紹介した成分・形態・用量と、 現在販売されている商品の情報を照合したものです。 著者本人が特定の商品やブランドを推奨していることを示すものではありません。