『すべての疲労は脳が原因 2 <超実践編>』表紙 書影: 楽天ブックス

すべての疲労は脳が原因 2 <超実践編>

梶本 修身・集英社・2016年

日本語で書かれた本

著者について

梶本修身 Osami Kajimoto

医師、医学博士、東京疲労・睡眠クリニック院長、大阪市立大学大学院特任教授

1962年生まれ。大阪大学大学院医学研究科修了。2003年より産官学連携の抗疲労食薬開発プロジェクト統括責任者を務め、ニンテンドーDSソフトの開発にも携わった。

メディア出演も多く、疲労のメカニズムや脳の疲労回復に関する著書を通じて、日本における疲労医学の分野で情報発信に貢献している。

この本が伝えていること

本書は、食事・睡眠・生活環境という3つの領域において、疲労への対策に関する実践的な方法を具体的かつ詳細に紹介している。前著の考え方を発展させた第2弾として、読者が今すぐ取り組めるアプローチを提示している。

実践のポイント

夜間の質の良い睡眠を確保することが最重要とされています。具体的には、寝ている間もエアコンをつけっぱなしにし(タイマー設定は避ける)、脳にとっての快適温度とされている22~24℃に設定することが著者により勧められています。体が寒いと感じる場合は、温度を保ったまま衣服で調整すべきとのことです。また、外出先など環境を変えられない場合でも、30分ごとに冷たい空気を鼻から吸うことが推奨されています。これは、鼻が脳の冷却装置のような役割を果たしているとされているためです。

昼間は、自律神経への負担が比較的少ないとされている運動が勧められています。中高年世代(45歳以上)は、1回30分程度の軽い運動を週3~4回、会話が楽しめるくらいの強度で行うことが推奨されており、特に筋トレが安心して取り組める運動として著者は位置づけています。

さらに、食事面では鳥の胸肉を積極的に摂取することが勧められています。胸肉に豊富に含まれるイミダペプチドという成分について、著者らの実験により疲労の蓄積に対する作用が報告されており、1日あたり200mg(鶏胸肉なら50g程度)を最低でも2週間連続して摂取することで、その作用が実感できるとされています。

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